パソコンで辞書を引く場合、ネット検索をメインにすると、
ブラウザのタブが増殖して、メモリを圧迫するので、
大昔使っていたEPWINGのCD?を検索できるようにしている。
emacsでは、
lookup から、他で使う場合は ebview(コマンドで使えてない)。
ただ、辞書がかなり古い。
一番古いのは1997年の電辞盤97、後は Oxford Dictionary/Thesaurusとリーダーズ+プラスで、
最新は、スーパー統合辞書 2006。学習用辞書ばかり。今は電辞盤97抜きのセットにしている。
10年が過ぎているので、新しいのをと少し調べてみた。
これまで使っていた EPWING というのは遺物になっているようで、選択肢がない。
まあ、国内企業の独自規格なんで。
また、CDで辞書を提供するのは翻訳とかの特別な用途に限られているようで、
一般人用?とかは、スマフォとか電子辞書での提供に移行しているように感じる。
中にはCDが付いてくる辞書もあるが、Debianで使えるか分からない。
迫られて用意するわけでもないので、試す気力も金もない。
そこで、期待できないが、
Debianのパッケージ(タダ)を調べると、
辞書サーバ(dictd)を走らせて使う辞書がある。lookup.elからも使える。
多くの言語の辞書が用意されているが、日本語は和英しかない。やはりやばそう。
英英だけでもと、
シソーラスの
Moby Project の辞書と、
WordNet の辞書があるので、
こいつを入れてみる。
辞書は2006ごろみたいだから、それほど新しくなる訳ではなく、
辞書に無いものは、ネットに頼るという状況は変らない。
なお、WordNetの辞書利用では、emacs用の、
wordnut というのがあって、wordnetのパッケージをきちんと入れて使う
こちらの方が、表示内容が多くてきれい。こちらが本来のWordNetだと想像する。
結局、
これまでの、古いCDイメージ辞書をlookup.elで使う環境に、
WordNet と MobyProject を追加しただけで様子を見ることになった。
スペルチェックはflyspell(aspell)
ispell、辞書引きはlookup.elとwordnut。
まあ、使う頻度は極小なんで。
ここ で紹介されている方法で、英辞郎(2016)なら使えるかもしれないけど(
使えないらしい)試すにも、定価より高価な現状。
情報を使い廻せないなら、いっそ、電子辞書にするのもアリかも。CDとかで辞書を揃えるより安い。
edicという簡易な辞書もあるようだが、まだ調べられてない。gjitenで利用できるが、簡易辞書を引くのに、別アプリを起動するなんて、少し考えてしまう。
[20180123] 辞書引きツールとして
goldendict を試してみた。ネットで調べると、stardictの方がヒットするのだが、後発のgoldendictを試してみた。結果として、ebviewより良いという印象。i3 WMを使っているので、ポップアップは期待していなかったが、クリップボードからのポップアップに喜んでしまった。
git から取ってきて README.md に従って make install したら、見た目もスマートになった。
残念なのは、Thunderbirdと同じぐらいメモリを消費すること。
結局、デスクトップでは、goldendictでローカルの全辞書とネット上の辞書を、emacsではlookup.elでローカルな全辞書を、vimでは
vim-dictで辞書の数を減らして dictdを使うように設定した。