i3 wm 移行にまつわるエトセトラ(3)
また、 for power users and vi experts なのだけど、他にもトライしてみたこと。結局、中途半端なレベルで終わる。
外部デバイスのマウント方法を変更
ネットワークドライブ
家では、QNAPのNASUを使って3年ほどになる。 このドライブを、MATEのファイルマネージャーからマウントしていたので 特段の設定は不要だった。しかし、i3 WM なので、自分で面倒を見る必要がある。 また、goole-drive と DropBox も、google-drive-ocamlfuse、caja-dropbox でマウントしていたので、 結構メモリを消費していた。今回は、QNAP(TS-131)を人並みに使うことでメモリ節約を行った。 つまり、QNAPに作業を委ねた。
QNAPの仕事は、ファイル共有とowncloudのサーバー、今年から外付けusbHDDへのbackup。 外部クラウドについては、Connect to Cloud Drive というのをインストールしていたが、 実用的でない(使い方をまちがえてるかもしれん)ので、お蔵入り状態。
そこで、下のサイトで紹介されていたCloudDriveSync に入れ替え、 役目を追加することで、T510の負担を減らした。 このアプリケーションに気付けなかった自分が情けない。
CloudDriveSyncは、QNAPと外部Cloudを同期してくれる。 この同期フォルダをT510にマウントすれば、DropBoxとGoogle-Driveの設定が不要になる。
- QNAP上にclouds用に共有フォルダを作成する。
- CloudDriveSyncで、このフォルダ配下にcloudをリンクさせる。
- 手元のPCでこの共有フォルダをマウントする。
gvfs-mount smb://hogehoge...
でマウントしても良いが、
cifsとした。少しメモリが少なくて済むみたい。
fstabに設定を追加して reboot。
//192.168.0.20/clouds /home/QNAP/clouds cifs username=namae,password=pass,uid=1001,gid=1001,nofail,user 0 0
なお、日常使うファイル類はownCloudでQNAPと同期させているが、 今回、DropBoxも仲間に加えた。同期には lsyncd を用いた。設定は、 Lsyncdの使い方 - www.kichise.com を参考にさせてもらった。
ただし、ownCloud -> DropBoxへの一方通行のデーモンで、マニュアル起動。 逆はNotデーモンのマニュアル起動にした。 ヘタがいい加減な思い込みでシンクロツールを使うと、いざという時に限って 役に立たない事があるらしい、と、どこかで見たから。
DropBoxとGoogle-Driveをやめたことは大きい。100Mほどの節約だろうか。
[201712] 不意にネットが切れたりした時、マウント復旧とか面倒なので、autofs に変更してみた。 デフォルトのautofs を
apt install autofs
でインストする。
私の場合、net drive は全てQNAP経由。
まず、fstab の記述をコメントアウトしてreboot。
/etc/auto.QNAP
を作成し、
/etc/auto.master
を編集して、 /etc/init.d/autofs restart
。
対象フォルダにアクセスしてみてマウントされればOK。しばらくこれで使ってみる。
# /etc/auto.master に追加 /home/QNAP /etc/auto.QNAP
# add vers=3.0(201812) # auto.QNAP audio -fstype=cifs,iocharset=utf8,user,username=hoge,password=hogepass,uid=1001,gid=1001,dir_mode=0755,vers=3.0 ://192.168.0.20/multimedia clouds -fstype=cifs,iocharset=utf8,user,username=hoge,password=hogepass,uid=1001,gid=1001,dir_mode=0755,vers=3.0 ://192.168.0.20/cloudspass関係は、別ファイルにする方法もあるみたいだが、よく調べてない。
USBメモリとかのマウント
usb のマウント、アンマウントも自分で面倒見る必要がある。 私はSDカードとUSBメモリとHDDができればよい。andoroido端末などは範疇外。参考にしたのは、 Udisks - ArchWiki。 debian では udevil を追加でインストールする。 これに含まれる devmon を、i3 WM 起動時に、起動させれば終了。 USBに接続すると、/media 以下にフォルダが作成されマウントされる。
udevil umount /media/hogehoge でアンマウント。
思ったより簡単だったかも。落とし穴が無いことを祈る。
別の方法では、UUIDに合わせてマウントポイントを指定できるみたいだが、 今回は試していない。
ついにMATEとのお別れ?
普段使いとしては、 エディタ、メイル、ネットが使えて、USBもOK。リモートをマウント出来て、ファイルマネージャーも使える。 sshのログインも確認。他の使いそうなアプリも起動は確認した。 wine を再インストする必要があったのは予想外だった。下を参考に、
apt-get remove gvfs-backends
samba - What is the process gvfsd-smb-browse? - Ask Ubuntu
MATEは使えないけど、いざとなれば、戻せばよい。
これで省メモリ化を終わりにする。 QNAPへ移管するというズル100Mを含めて300Mぐらい節約。再起動後、基本のアプリを起動した状態で Before After を比較。
- before : mate emacs firefox icedove mate-terminal lightdm
total used free shared buff/cache available
Mem: 3843872 1183476 1309952 110168 1350444 2291752
Swap: 8388308 6760 8381548
- after : i3 emacs firefox icedove urxvt lightdm
total used free shared buff/cache available
Mem: 3843880 875524 1995516 195952 972840 2531092
Swap: 8388308 0 8388308
まあ、よかった。
- T510での省メモリ化 (1) 軽量ブラウザはどう?
- T510での省メモリ化 (2) I3 WM を試す
- T510での省メモリ化 (3) URxvtとか
- T510での省メモリ化 (4) i3 WM を少し便利に (20170714更新)
- T510での省メモリ化 (5) QNAPへ一部移管で終了
- T510での省メモリ化 (20170320でのまとめ)
- T510での省メモリ化 (20170529追加設定) i3 WM と ranger
- 軽量ブラウザ luakit をサブで使う(20170713追加)
- khal + vdirsyncer + (Yahooカレンダー & owncloud)
- T510での省メモリ化 (20170624) i3 WM 10個を越える WS、compton の追加。
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