2017年10月22日日曜日

自転車のコックピット(フロントバッグから変更)

きっかけ

輪行などで、フロントバッグが使いにくいと思うことがある。 自転車も肩掛けで、フロントバッグも肩掛けなのだが、 なで肩なので、ずり落ちるのを修正しながら移動する。 デイバッグがいいなあ、とその時は思うのだが、 走行中はフロントバッグがいいので、そのままにしてきた。
フロントバッグはリクセンを長年使っているが、 防水が全く無いこと以外は、大きな不満はない。で、 このバッグを使わない時、どうなるか。
お土産が入れられないというのも大きな問題だが、 マップケースが無くなるので、 地図とか予定表とかの収めどころが無い。 ガラケーな私は困ってしまう。
これをなんとができれば、 新たなスタイルが追加できるし、 ロングでも、 サドルバッグと ダウンチューブ下にボトルケージを追加すれば、ツール缶とかで デイバッグの中身が軽くできるので、 やって見る価値ありと考えた。

マップフォルダの既製品がない

昔は自転車用のマップケースが数種類入手できてたのだが、 スマフォ全盛の時代に、ほぼ全滅っぽい感じで、 以下しか見つけられなかった。
  1. Zefal Doomap Map Holder
  2. KLICKfix Sunny Map Holder
大きいし、リクセンのはコケたらすぐ壊れそうだ。 マップケースには他にも、カヌー用とか登山用とかあるが、 使い勝手を含めて今ひとつだと思った。取り出し方向が逆なのが基本みたい。

自作してみる

自転車にはリクセンのフロントバッグアタッチメントを付けているので、 こいつを使い回して、マップフォルダと小物入ぐらいにしたい。いちいち、アタッチメントを取り替えるのは面倒だから。
このアタッチメントを使うには、 BASIL(バジル) バスケット クリックフィックス アダプタープレート か、 mont-bell フロントバッグフレーム を使うことになる(他にもあるかも)。

[20181105] Amazon | RIXEN&KAUL(フロントバッグシリーズ フロントバックアーム(アルミ) KF802 BK というのがあった。やはりこのメーカーは高い。

今回は、モンベルのフレームと塩ビパイプで枠を組み、 これに色々くっつけることにした。
塩ビ管はVP 呼び20で外径26mm。HIVPで耐衝撃性が高いものを選択。 出来上がりが悪いが、ノコギリとニッパーだけで作業可能。 塩ビパイプにV型の切れ込みを入れて、 そこにフレームを当て込み、屋外用インシュロックで締める。 最終的にはエポキシ接着剤でコーティングすればと思っている。
 この塩ビ管は、内径がほぼハンドルと同じなのでエンドキャップが使える。ライト類のアタッチメントも問題なく使える。
塩ビパイプは2本にして、前方は上側、手前は下側。 接着剤でインシュロックの滑り対策。重量254g。 これで、枠組み完成。後は色々くっつけてゆく。
ライト(SILVAのVELO)、バックミラー(B&M)、 小物入れを付けた。 小物入れにはパソコン備品用の、クッション性のある巾着袋。 押し入れにあったもの。 手芸用ハトメで穴をあけてインシュロックで装着。 このハトメというもの、結構使える。ついでに ステムに付けてるチョークバッグも、 数センチ高くセットできるようにした。
 前方の塩ビパイプには強力マジックテープをつけて、 ここにマップケース代わりのクリアファイルをくっつける。 
 モンベルのフレームは、リクセンのに比べ細いので 手持ちのスパイラルチューブでアタッチメントとの相性を調整。
 小物入れには、microSDが再生できる防水もどきのスピーカーを入れている。 カナビラはこのフレームをデイバッグに吊るすため。 コンビニ休憩で袋を吊るすのにも使える。 フレームが歪んでいるのはご愛嬌。私の加工が不正確だから。
前から見ると、小物入れが微妙。 バーエンドのバックミラーが、これまで使っていたミラー。 2枚のクリアファイルに印刷した地図を入れて、マジックテープで付けている。 サイコンやGPSと、クリアファイルが干渉するので、 少し調整が必要。

使ってみての感想

試作開始から三ヶ月ほど、少しづつ改良してきた。 不細工だが結構使えると思っている。
  • クリアファイルは裏表使えるようにして、 3枚重ねに変更。上の2枚をひっくり返しながら使う。 風で飛んだことはない。走行中にひっくり返すのはダメ。 いつまで使えるか、マジックテープの耐久性が心配。
    [マジックテープの糊部分が剥がれてきた。出動10回ほど。うち雨天1回]
  • バックミラーは、舗装状態が良いと問題ないが、 舗装が悪いと、振動がひどくて後方確認が出来ない。 バーエンドのミラーと比べ物にならないぐらい振動する。 モンベルのフレーム剛性が足らないとか、いろいろ仕方がない。 ただ、ブラケットを握っている時は、 親指でフレームに触れれば振動が収まるので、 慣れればいい感じになる。 こいつを使っている時はバーエンドのミラーを見ることはない。
  • ミラーを塩ビパイプに差し込んでいるが、この部分がずれ出してくる。塩ビ管が微尿に変形してくる。両面テープをかませてしのいでいる。
  • 小物入れが結構うれしい。今はスピーカーの定位置になっている。 クリアファイルが蓋になっていてこれまで飛び出すことはなかった。 サイズとか、簡単に付け替えられるとか、 もっと具合のいいものを探したい。この袋が柔らかいので、 デイバッグに余裕がれば、バッグに入れることも出来る。
  • アタッチメントとの調整用に使っている スパイラルチューブの痛みが思いの外早い。 まあ、スパイラルチューブを回せば元に戻せるし、交換も簡単なので問題なし。

その後の感想


  • [201804]この巾着袋のハトメまわりが破れてきた。やはり使用方法が異なるので、耐久性に課題あり。 代わりに選んだのがランチバッグの保温タイプの安いやつ。こいつをくくりつけ試すことにする。
  • [201805] ランチバッグは悪くないが、ファスナー形式は使いづらい。あと、このくらいの大きさになると、フロントバッグと大差なくなるので、本来の目的から逸脱しているのに気付いた。


  • 0 件のコメント:

    コメントを投稿

    麻のボディタオル

    2018年の秋(まだ、自転車を封印してない)、 近江上布伝統産業会館 で、興味からボディタオルを購入した。 お、よかった。: 自然派パン工房 ふるさとの道 ほぼ毎日風呂で使ってきて、ついに寿命がきたようだ。 お店の方に、「糸が痩せて破れてくる」まで使える、と...