2018年12月23日日曜日

防水のソックスを購入してみた(雨天未使用)

先日、レインウェアが破れたのだが、 新規購入はコストから諦めて補修となった。 でも、モチベーション維持のためと自分にいい聞かせて、 防水のソックスをポチッた。

安くすませるためなので、高価なソックスは無理。 Amazon で こいつ にした。

雨対策は、雨具、シューズカバー、ヘルメットカバー、手袋と十分なのだが、 シューズのクリートからの浸水が残っている。

先日、予想外の秋雨で足裏が濡れて冷えてくた。 シューズカバーは、上から浸水対策だけなのだ。

路面からのハネや、地面に脚が着いた時に浸水すると思われる。 防水対策した靴は予算的に無理なので、防水靴下を試すことにした次第。

防水のソックスには、 特殊な織りをした SealSkinzのソックスや、防水膜を挟みこんだ DexShellのようなものがあるようで、 使い方もオーバーソックスとしての使用を前提としたことを明記しているもの、そのまま履けば良さそうなものがある。

ただ、注意が必要で、いずれも基本的に厚手になる ( DexShell(デックスシェル) Ultra Thin socks というのは薄いかも) ので、 登山靴のように厚手の靴下を想定したサイズ選びをしないビンディングシューズには使えなそうということ。

私は、 初めて購入したビンディングシューズが、登山靴感覚でサイズを決めた、 という失敗体験があるので、 未だに真冬だけ数回出動するSIDIの入門用シューズを持っているという、特殊事情がある。

なので、試してみる気になった次第。

右が今回購入した防水ソックス(M)。左はモンベルの薄手のソックス(M)。 長さの差は小さいが、太さがかなり異なる。 生地の収縮性が小さいので、太めに作っているのだろう。

収納袋が付いてくるので、 普段使いではなく、必要な時に履け、という企画なのかもしれない。で、感想は以下。

  • フォールド感が低くスポーツには適さないように思える。
  • 薄い靴下の上に履くためのものと考えるべきかも。
  • 縫製のシール処理がキッチリしているかは不明。
  • 厚手で少しゴアゴアする。膜を挟んでいるかも、と感じられる。
  • SealSkinz よりは薄く感じる。(手袋がシールスキンズなんで)
  • SealSkinz の方が肌触りは好み。
  • 蒸れることを前提にすべき。靴の中で透湿性による快適さを期待するのは?
  • ぬるま湯での手洗い、軽く絞って自然乾燥が基本。なので、 乾燥にかなりの時間が必要だから、宿でのリカバリは疑問。だったが、 汗で濡れた程度なら、裏返しておけば翌朝乾いていた。

厚手の靴下が使えるビンディングシューズで、 雨具装着時に靴下も変えるという使い方で効果を確認する必要があのだが、 さて、今季確認は無理かも? 雨と分かってたら走らないんで。

なんだか、使い捨て防水シューズカバーをオーバーソックスとして使えばいいんじゃねえ、 という気持ちが芽生えてきた。

[追加] 5時間ほど、曇天でのライドで使用してみた。 外側は乾燥しているが、靴下の中は、グッショリと濡れた。 やはり、雨天時限定になりそう。
透湿層の内側に水蒸気を保持する場所が必要なはずだが、 タイトフィットさせる靴の中で実現できるとは思えない。 シューズ自体の機能に頼るしかないのかも。買えないけど。

[おまけ]

dexshell の薄手のソックスがあるので、 少しだけ調べてみた。

Porelle という防水透湿膜を使っているような解説があるが、 これは膜素材を提供する KL Technologies Group Limited.(英国らしい)の企業の商標のようだ。

Porelle には多くのバリエーションがあって、 dexshell では、 DexShell selects a line of Porelle® membrane with the WVP 15,000 g/m2.day ASTM E96:95 とある。

ASTM 96のどの試験かは不明だが、 porelle のサイトに、 extreme は Waterproof 20,000 (JIS L 1092A)、 Breathable 120,000 (JIS L 1099B1)。 sport は achieve breathability levels in excess of 15,000 g/m2/24hr とあるので、 おそらく、sport グレード を指しているのだろう。

全ての商品が sport グレードとは限らないが、 山用の桁落ちの性能である可能性は高そう。値段的にも。

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